フォームを直す前にすべきこと①

野球のこと

 フォームを修正することは大変なことです。少しのことで全てが狂ってしまって今まで積み上げてきたものが台無しになってしまう可能性があります。今まで投げていたボールが一瞬のうちに投げられなくなることがあります。当方も以前肩を痛めたのでテイクバックの仕方を少し変えたのですが、それだけで球のスピードもコントロールも失ってしまいました。しかも、前のフォームにも戻れなくなってしまうという経験をしています。なので、もしフォームを修正したいと考えている場合はマイナーチェンジを繰り返して、少しずつフォームを修正するようにしてください。1つずつ課題をクリアしていくようにしてください。1度に何個も修正箇所があると本当に体が動かなくなり、どこから動かせばいいのかわからなくなり・・・と悪循環に陥ります。なので、フォームを修正する場合は慎重に行ってください。

 その前に本当にフォームの修正が必要か考えてください。まず1つ試すことは「構えの見直し」です。ピッチャーであれば、例えばプレートの立ち位置を変えてみるとか、セットポジションの時の腕の位置を高くしたり、低くしたり、セカンド側にずらしてみたりするとか、セットポジションの時にオープン、スクエア、クローズといろいろなスタンスを試してみるとか。バッターでもオープン、スクエア、クローズなど色々なスタンスを試したり、スタンスの幅を広くしたり、狭くしたり、バットを立てて構える、寝かせて構える、高い位置に構えるとか色々見直すことはあると思います。もし、構えの修正だけで改善されるようであれば今まで積み上げてきたものを生かすことができるわけですから。

 ですので、調子が悪かったりするとすぐにフォームを変更するのではなく、構えを変更するだけで改善できないかを試し、フォームの変更は最終手段ぐらいに考えた方がよいと思います。本当にフォームの変更は慎重に。何度も言いますが今まで積み上げてきたものが本当に一気になくなることがあります。

 

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